【広島県央産品を一堂】商談会を開催しました

標高が高く昼夜の寒暖差が大きな県央エリア(豊栄町、福富町、河内町)には、美味しいものや手間暇のかかった雑貨など、価値ある商品がたくさんあります。

それらの魅力を発信しようと、広島県央商工会は2月8日、県内の小売店等のバイヤーを招き商談会を開きました。管内(豊栄町、福富町、河内町)の農産物を使った加工品や雑貨を取り扱う管内8事業者が参加。食品や雑貨を扱う百貨店や卸売り販売などのバイヤーに、特色のある地域産品をPRしました。

広島県央産品

2度目の独自開催は対面で

広島県央商工会独自の商談会は、昨年に引き続き2回目の開催です。昨年は新型コロナウイルスの感染防止対策としてオンラインで実施したため、対面での開催は今回が初となりました。

会場ではパーテーションの設置や検温、消毒といった各種感染防止対策を徹底。事業者と各社のバイヤーが向かい合い、試食も交えて商品の特徴やこだわり、製造方法などについてしっかりと事業者が説明をしていました。バイヤーからは実際の取引を見据えたロット数や生産量、搬入方法などについても質問が飛び交っていました。

向谷さん
*質問が飛び交う商談の様子

りんごチップス試食
*試食を交えて商品の特徴をPR

高光さん
*パッケージを手に取って大きさやデザインも確認

会場には「セントルマルシェ・プライム認定商品」コーナーも設営され、実際に商品を手に取る人の姿も多く見られました。

商品見学

県央エリアならではの魅力に目を向けてもらうために

広島県央商工会は中四国ビジネスフェアなどにも参加していますが、大規模な商談会の場ではなかなか「県央エリア(豊栄町、福富町、河内町)」の良さがお伝えできません。そこで地域としての魅力と産品や事業者を同時にアピールしようと、現地にバイヤーを招き独自の商談会を実施しました。

西条町寺家に令和4年度開業予定の道の駅「西条のん太の酒蔵」の柳澤哲駅長は、「加工品販売だけにとどまらず、体験を交えた特産品PRなど、生産者にしかできないイベントへの協力のお願いもでき、思った以上の収穫がありました。広い地域内で生産者に個別に働きかけることは難しいので、魅力ある商品を持つメーカーが一堂に会するこのような商談会があれば、ぜひまた参加したいです」と意欲を見せていました。

豊栄町で高光養鶏場を営む高光哲哉さんは、「既存の取引先と改めて商談し、新たな販売方法についての打診を受けられました。今後の販路拡大に繋がる商談会になったと思います」と手ごたえを感じた様子でした。

対面での独自商談会にも意欲

商工会の中島茂樹事務局長は「オンライン開催だった昨年と異なり、実際に足を運んでもらって商品を手に取ってもらえたことが高い評価に繋がった。この商談会が、より幅広い事業者に県央の特産品を取り扱ってもらうきっかけになることを期待しています」と意気込みを語っていました。