【朝から夜まで県央で♪】セントルマルシェ農・民泊モニターツアーを開催しました
有限会社豊栄交通は1月8日(土)から9日(日)にかけ、合同会社CONTACTと連携して、限定3家族を対象とした「セントルマルシェ農・民泊モニターツアー」を開きました。
テーマは、「Touch! The Centre Marche!!(セントルマルシェを触ってみて!)」。
このツアーでは、1家族につき1台の貸切タクシーをご用意し、県央エリア(豊栄町、福富町、河内町)内を2日間自由に移動して頂き、体験メニューの中から、ご希望のものを選択して参加。
夜はそれぞれ、豊栄町内にある宿泊施設「宙と廷」「十夢学舎」「廣島書店」に宿泊して頂くという、地域内の宿泊施設と交通会社が連携した初めての宿泊ツアーです。
多彩な体験メニューをご用意
参加者が選んだ体験メニューは、河内町の広島入野きのこセンターによる「マイタケ収穫体験」、さわやか茶屋による「そば打ち体験」、福富町の木工店きこりやによる「木工体験」、豊栄町のトムミルクファームによる「牧場体験」など実にさまざま。いずれの訪問先でも手洗いや手指の消毒、マスクの着用など、感染予防対策を徹底して行いました。
※そば粉を水と混ぜて捏ねるそば打ち体験
※ブラックライトのみの部屋で育つマイタケを収穫
※牛の温かさを感じられる搾乳体験
※木工体験で細部まで丁寧にやすりをかける参加者
参加者たちは各体験事業者による説明にしっかりと耳を傾け、自分たちで捏ねて切ったそばを食べたり、デザインを考えたトレイや本棚を作ったりと、普段の生活ではなかなかできない体験を満喫していました。
夜にはオプションとして、「星と焚き火と音楽と」を実施。広島大学のサークル・天文学研究会のメンバーを招き、天体望遠鏡で土星などの天体を観察。また、焚き火を囲み、満天の夜空を眺めながら星の名前やそれにまつわる物語を聞き、遠い宇宙に思いを馳せました。
暮らしを考えるワークショップも
それぞれの宿泊施設で休んだ参加者たちは、翌日田舎暮らしと都会暮らしについて考えるワークショップに参加。これは、「住みたい」と思ってもらえる田舎のあり方を模索し、参加者の意見を参考にするために合同会社CONTACTが実施。
「生活のレベル(豊かさ)」と「都会か田舎か」を縦軸と横軸にし、参加者の考える生活に必要な要素をリストに書き込んでいってもらいます。参加者は自然の豊かさ、図書館などの利便施設、食材の鮮度などの要素を、家族で相談しながら表に書き込んでいました。
とんどへの参加で地元住民とも交流
昼食はトムミルクファームの宿泊施設・十夢学舎にて、ジビエ肉のバーベキューを実施。タクシーで移動するため、Lavande by井上工務店が作った「エルダーフラワービール」や「エルダーベリーシードル」などのお酒を楽しむ姿も見られました。
※エルダーベリーシードルとエルダーフラワービールで乾杯!
※新鮮なイノシシ肉はタンパク質や鉄分もたっぷり
さらに牧草地で開かれた地域の「とんど」にも参加。竹にくくり付けたお餅を焼いたり用意した習字を焼いたりして、晴天のもとで地域の人との交流も楽しみました。
※網に挟んだお餅を竹にくくり付けて固定
※完成したとんどとともに、地域の方と「はい、チーズ!」
※大きく燃え上がり崩れ落ちるとんどは大迫力
広島市南区から家族3人で参加した戸田創太さんは、古民家を改装した「宙と廷」に宿泊。「清潔感がありおしゃれで、田舎の宿に抱いていたイメージがいい意味で覆されました。ここは特にコミュニティの繋がりが強く、お互いがサポートし合って暮らしているという印象を受けました。食べ物から飲み物まで地元の食材を使った料理も本当においしかったです。今回いただいたパンフレットを見て、地域内の行ったことがないスポットにもぜひ行ってみたいと思います」と話していました。
冷え切った朝の空気や霜柱を踏みつけるシャリシャリとした感覚、シカが悠然と草を食む姿、満天の星空の美しさは、宿泊しなければなかなか味わえません。いつもと少し違う県央の姿を味わいに、皆さんも一度宿泊してみてはいかがでしょうか。