【雨にもマケズ】第2回板鍋山ヒルクライムが開催されました【STU48が応援!】

2019ヒルクライム

昨年はじめて、東広島市豊栄町の板鍋山(標高757m)で開催された「板鍋山ヒルクライム」。自転車で山を登るロードレースで、7月20日、第2回の大会が開催されました。

板鍋山の山頂までは全長3.0kmで、ロードレースのコースとしてはやや短め。しかしスタート地点とゴール地点の標高差は340mもあり、平均斜度11.3%というハードなコースです。

あいにくの空模様にもかかわらず、広島県内外から昨年とほぼ同じ約100人の選手が参加しました。

さまざまな年齢層の選手たちが参加

メイン会場は豊栄総合グラウンド。前日まで降り続いた雨で路面は濡れていましたが、レース開始数時間前には雨が止み、なんとか大会を開催することができました。

ヒルクライムはロードレースの中でもスピードが出すぎないため、初心者に人気のあるジャンルです。小学4年生以下を対象とした「ジュニアユースの部」、50歳以上を対象とした「マスターズの部」など、さまざまな年齢層の選手が参加しました。

この大会は「電動アシスト付き自転車の部」が設けられており、普段自転車に乗り慣れていない人もレンタサイクルで参加できます。

昨年優勝した「チームケンズ」の真嶋伸一郎選手(三原市)や、F1レーサー片山右京氏が立ち上げた実業団「Team UKYO Reve(本拠地:東広島市)」の選手など、実績のある選手も多数参加。

広島県立賀茂北高等学校(豊栄町)に新しく結成された自転車部の部員6人もレースに参加し、さらに生徒会のメンバーが設営や運営などのボランティア活動を行って、大会の運営をサポートしました。

会場を盛り上げるSTU48の応援も

今大会は中国電力株式会社「ぐっとずっと。地域応援プロジェクト」の対象イベント。当日はSTU48のメンバーである榊美優さん、兵頭葵さんが応援に駆け付けました。

色とりどりのユニフォームに身を包んだ選手たちは、出場部門ごとにメイン会場から登山口へとパレードを組んで移動します。タイムトライアル方式のレースであるため、約20秒ごとの時間差で次々と山頂へと向かって走り出していました。



[写真]深い霧の中、険しい山を駆け上がる選手たち

ゴール地点目前ではどの選手も息を切らしていたものの、ラストスパートをかける選手も多く、激しいデッドヒートが繰り広げられました。


[写真]ゴール目前のデッドヒート


[写真]山頂では闘いを終えた選手たちが談笑

優勝者はなんと電動アシスト付き自転車!

優勝者はなんと「電動アシスト付き自転車の部」に出場した平本猛選手。一般の部で昨年に引き続き優勝した真嶋選手は、「来年は人力で電動アシスト付き自転車に勝ちたい」と意気込みを見せていました。


[写真]一般の部で優勝した真嶋選手

参加した小学生、中学生の選手たちは汗を拭いながら、「霧が多くて息苦しかった!」「上り坂がきつくて疲れたけど、去年より成績が上がったからうれしい」「また出たい!」と声を弾ませていました。


[写真]左からしゅうさん(中1)、ゆらちゃん(小6)、はるかくん(小6)、ようくん(小4)

入賞者には協賛事業者から提供された、お米や加工品など豊栄町内で作られた各種特産品が贈られました。高光養鶏場の「へそ丼セット」、セントルマルシェオリジナル商品の「チーズと野菜のビーフシチュー」、原木椎茸を使用したさきしまの「しいたけ茶」など、発見王国の事業者も協賛として多数参加しました。

閉会式後の抽選会では出場者のほとんどに地域の産品が贈られ、参加者たちは自分のゼッケン番号を呼ばれると、笑顔で地域産品を受け取っていました。

レース後の会場で販売された「なかま農園」の夏野菜ドライカレーや、「シロイハコ」の手作りお菓子、トムミルクファームのジェラートなども好評。多数のレース参加者に、県央の魅力を伝えていました。

整備された林道はレース以外の利用もおススメ

板鍋山ヒルクライムのコースは全体が舗装されており、ヒルクライムレース以外の日でも自由に自転車で走ったり、歩いて登ったりすることができる林道となっています。山頂には展望台が設置されており、そのすぐ近くまで自動車で登ることも可能です。

まだまだ暑い日が続きますが、「身体を動かすのが好き」「自然の中で過ごしたい」という人にはぴったりのスポット。県央の観光スポットを巡るついでに、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。