【女子にうれしい♪】Neo広島へそ丼試食会を開催しました【いろいろちょっとずつ】
皆さん、県央エリアのご当地グルメ「豊栄へそ丼」って食べたことありますか? 広島県の真ん中にあたるへその町・豊栄町にちなんで生まれた、それまでとはひと味違う卵かけごはんです。
広島県央商工会では、この「豊栄へそ丼」をさらに発展させた女性向けメニュー「広島へそ丼~おばんざいたまごかけ(仮)」の開発を進めています。9月25日には、管内の飲食店や事業者を招いて新メニューの試食会を開きました。
豊栄へそ丼と広島へそ丼の違いとは?
「豊栄へそ丼」はシャキシャキの青ネギと豊栄産のシイタケを使った「食べるラー油」、管内の養鶏場で採れた卵の黄身をへそに見立ててご飯に乗せ、「たまごかけごはん専用しょうゆ」で味付けする卵かけごはんです。
お食事処くろぼやのへそ丼
とろっとした黄身がごはんによく絡み、専用しょうゆとラー油のコクが味に深みを加えてくれます。
卵やラー油、しょうゆを揃えれば自宅でも楽しめるほか、管内の飲食店では自家製天かすを乗せたり、牛肉のしぐれ煮を乗せたり、アボカドやエビをプラスしたりと趣向を凝らしたアレンジメニューも大人気。ただ、ニンニク入りの「食べるラー油」を使っていることもあり、女性の中には少し敬遠してしまう人も見られました。
そこで今回、商工会では女性に好まれる卵かけごはんの要素を徹底研究。専門家を招いて新しいメニュー「広島へそ丼~おばんざいたまごかけ(仮)」を開発し、導入に向けた意見を募るべく今回の試食会を開きました。
ちょっとずつ、たくさん
レシピ開発を監修するのは、中区西十日市町にある「ホームラン食堂」の店主・芥川可奈氏です。地元の旬な野菜や発酵食品をふんだんに使用し、お粥や滋味深い定食を提供する朝ごはんに特化したカフェを運営しています。
レシピ開発の背景について説明する芥川氏
今回提案された「広島へそ丼~おばんざいたまごかけ(仮)」は、ちょっとずつたくさんあるものの中から、自分の好みのものを選びたい女性の心理にフォーカス。
雑穀を混ぜたごはんと高光養鶏場で採れた全卵に、小石川観光りんご園のリンゴチップスを使用した「干しリンゴと生姜の佃煮」、さきしま農園の干しシイタケを門藤農園の味噌に漬け込んだ「干し椎茸の味噌漬け」など、5種のおばんざい(お惣菜)が添えられました。
お味のほどは?
参加した飲食店や事業者は、配られた雑穀米に高光養鶏場の卵を乗せ、各種おばんざいを添えてさっそく試食。少しずつ味を変え、それぞれの特徴を確かめていました。途中まで食べ進むと、昆布と干し椎茸からとったアツアツのお出汁を注ぎます。
会場には「なかなか家ではこれだけ揃えられないので、高級感があって満足」「もうちょっと甘みがあるとよいのでは?」「塩分をもう少し控えめに」「このセットをお土産にしてもよさそう」「後味もいい」など、商品化に向けたさまざまな意見が飛び交いました。参加した飲食店の中には、導入に前向きな事業者も見られました。
さらなるブラッシュアップへ
広島県央商工会では女性に喜ばれる「広島へそ丼」の完成に向け、今回の試食会で出た意見をもとにさらなるブラッシュアップを進めていきます。
東広島市内に限らず、県内のどこでもご当地ならではの「広島へそ丼」が食べられるようになる。そんな日も近いかもしれません。