【ビンから生える?】マイタケの収穫体験に行ってきました【お料理も♪】
最近では子どもが、キノコの生えている状態を目にする機会は滅多にありませんよね。「キノコって、スーパーでパックに入って売ってるものでしょ?」。そんな子どもたちにとって、キノコ狩りは絶好の食育といえるのではないでしょうか。
マイタケ栽培を専門に手がける「広島入野きのこセンター」では、天然水をたっぷりと使って丁寧に育てた「入野舞茸」の収穫体験が可能です。しかも同センターでは、せんべい作り体験やジャム作り体験、ピザ作り体験、天ぷら揚げ体験など、収穫だけでなくさまざまな体験メニューを用意しています(体験メニューはいずれも要予約、1人1,000円、お土産付)。
今回はそんな体験メニューのいくつかに、東広島市西条町在住の小学1年生コンビ、そうたくんとゆうきくんが挑戦してくれました!
写真左からそうたくん、代表の東さん、ゆうきくん
薄暗い工場にドキドキ
収穫体験では、まず薄暗い工場内を見学します。マイタケは高い湿度を好むので、工場内はメガネやカメラのレンズがあっという間に真っ白に!
マイタケには紫外線を含む特殊な光を当てているので、人間の目にはずいぶん薄暗く見えます。
二人は広島入野きのこセンター代表の東敏明さんから収穫の方法を聞き、さっそくチャレンジ。マイタケを傷つけないようそっと手で支え、収穫用のナイフで根元を切り取ります。力加減を間違えて崩れてしまったものもありましたが、香り豊かなマイタケを収穫することができました。収穫体験では、1人4株のマイタケを持ち帰ることができます。
ごはん→おせんべいにビックリ!
次に体験したのはマイタケを使った「せんべい作り」です。同センターで製造・販売を手がけている、「にゅうの舞茸ぎゅうっと炊き込みごはん」という名前のおせんべいを焼くことができます。
まずは重さを測ってひと口大にした炊き込みごはんを、ラップにくるんで丸めていきました。「このごはんがおせんべいになるんよ」と聞くと、二人ともちょっとびっくり。おせんべいを焼く機械は熱いので、ヤケドしないよう慎重に丸めたごはんを乗せていきます。
機械でしっかりとごはんを挟み込むと、白い湯気が上がります。この湯気が立たなくなると焼き上がり。平たくなったおせんべいに、今度はたっぷりと味付けしたマイタケを乗せていきました。これをさらに焼くと、おせんべいの完成です。
二人は冷ましたおせんべいを袋に入れ、「シーラー」という機械で熱を加えて密封する過程までしっかりと体験しました。このコースでは、自分が焼いたおせんべいを5枚持ち帰ることができます。
天ぷらやピザにも挑戦
この日はマイタケの天ぷら揚げ体験や、ピザ作り体験にも挑戦しました。2人で代わる代わる教わりながら、天ぷら粉と米粉にくぐらせたマイタケを揚げていきます。揚げたてのマイタケを口にすると、「あつつつ!」「でもおいしい!」と笑顔。
ピザ作り体験ではたっぷりのマイタケを中心にした具だくさんのピザを仕上げ、焼き立てのピザに夢中でかぶりついていました。
体験は年間を通して可能です
盛りだくさんの体験メニューを終えた、そうたくんとゆうきくん。「楽しかった!」と、普段と違う貴重な体験に目を輝かせていました。
広島入野きのこセンターでは次のように多彩な体験メニューを用意しており、年間を通して予約を受け付けています。体験料はいずれも1人1,000円で、お電話(082-437-2828)にて予約が可能です。
体験メニュー | お土産もしくはその場で食事 |
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入野舞茸の収穫体験 | マイタケ4株 |
せんべい作り体験 | せんべい5枚 |
ジャム作り体験 | ジャム200g |
ピザ作り体験 | ピザ1枚 |
天ぷら揚げ体験 | 1パック |
山の中に生えているのではなく、工場で生産されているキノコを自分の手で収穫できる場所は滅多にありません。お子さんと一緒に、楽しみながら食について学んでみてはいかがでしょうか。