【先端技術の実証実験を見学】工業・建設業部会が視察研修を開催しました


広島県央商工会の工業・建設業部会は2月7日、視察研修を開催し、部会員を始めとする会員15人が参加しました。

視察先は豊田郡大崎上島町の大崎クールジェン株式会社。
中国電力株式会社と電源開発株式会社の共同出資で設立した会社です。

「発電過程で回収したCO2の使い道は?」「従来型と発電コストはどう違う?」など質問が飛び交う説明会

エネルギーの高効率化とCO2排出量の削減を目指し、国などの支援を受けながら、石炭ガス複合発電の技術開発や実証実験、検証を進めています。

参加者は職員の方の説明を聞いたあと工場内を見学。
高効率で廃棄物をほとんど出さない高度なシステムに、感心した様子を見せていました。

ヘルメットを着用して工場内を見学

石炭の粉砕からガス化、ガス・蒸気タービンによる発電、CO2回収、燃料電池による水素発電まで兼ね備えた複合発電設備

同部会の山田泰作委員は「多くの会員に興味を持ってもらえるよう、身近な電力をテーマにした視察先を選びました。工業や建設業は協力して進めるので、特に横の繋がりが大切。今後も意見交換を気軽にできる場を設けていきたいです」と話していました。

電力という身近なテーマの研修で、参加者同士の親睦も深まりました。