【薪割りも♪】小石川観光りんご園でピザ作り体験がスタートします【町内産全粒粉】
豊栄町の冷涼な気候ときれいな水を生かし、甘みのぎゅっと詰まったおいしいリンゴを作る農園「小石川観光りんご園」。毎年秋になると、リンゴ狩りに訪れる方でにぎわいます。
そんな小石川観光りんご園では、この春(2021年4月~)からピザ作り体験をスタートします。春からリンゴ園でのレジャーが楽しめるということで、早速当サイトのリポーターが体験に参加してきました。
薪割りから体験できるフルコース
今回スタートするピザ作りは、ピザ窯で燃やす木材を薪割りで用意するところから完成までのフルコースが体験できる充実の内容です。
【体験内容】
- 薪割り
- 具の盛り付け
- ピザ窯に点火
- ピザを入れて焼く
- 完成♪みんなでいただきます
リポーターは田舎出身なのですが、薪割りは初体験。普通にチャレンジすると難しいのでしょうが、リンゴ園には安全に薪割りをするための道具が用意されていました。
真ん中の歯の部分にあたるよう木材をセットし、上から金づちでコンコン。歯の部分に沿ってかんたんに木材が割れていきます。ニュージーランドの13歳の少女が、斧を使うお母さんのケガを心配して考案した道具なのだとか。
節の部分はなかなかうまく割れませんでしたが、それ以外のところは軽い力で割れてくれるので、初心者でも安心です。すぱんと割れると気持ちがいいですよ♪
もちもち生地に具を盛り付け
ピザ生地には、豊栄町内で採れた小麦「ミナミノカオリ」の全粒粉(胚芽と一緒に殻も粉状に加工した小麦粉)を使用しています。たっぷりとピザソースを塗って、お好みの具をのせていきましょう。仕上げにチーズをしっかりと乗せれば、あとは焼くだけです。
リンゴの枝で香りもどうぞ
ピザ窯にはピザを入れる投入口の反対側に火を付けるスペースがあり、小枝や着火剤、木質ペレット(木材を小さく砕いて成型した燃料)を入れてマッチで点火します。香りづけにリンゴの枝も投入しました。
*香りのづけのリンゴの枝
リンゴは燻製の香りづけによく使われる素材。せん定枝(余分な枝を切り落として樹形を整える作業で出た木材)を使うので、木には負担をかけません。
火が付いたあとは、どんどん薪をくべていきます。点火から20分ほどで、温度計が100℃前後を指しました。窯の中は300℃以上になっているので、ピザを投入。3分ほどで前後を入れ替え、全体に火が通ったら完成です。
お味のほどは?
さっそく焼きあがったピザを、小石川観光りんご園を運営する賀茂プロジェクトの職員さんと一緒にいただきました。外側がカリッと焼けており、生地には弾力があります。香ばしい風味と食感は、全粒粉ならではの味わい。食べ応えがあるので、小食な方は2人で1枚でもよさそうです。
賀茂プロジェクトの梶森久史副社長は、「現代の生活では火を扱う機会もほとんどありません。食べるまでのさまざまなプロセスを体験することで、食べ物の大切さやおいしさを実感してもらいたいですね」と話していました。
3月27日には、2組の親子連れを招いてモニター会も実施。リンゴのコンポートを乗せてチーズをトッピングし、お好みでハチミツをかける甘めのピザも好評でした。
【小石川観光りんご園 ピザ作り体験】
開催期間:4~12月(要事前予約)
所要時間:2時間程度
※体験後は園内で自由に過ごせます。簡易テントやイスの持ち込みもOK。カフェもあります。
料金:ピザ窯1台3,800円(税込)
※料金にはピザ1枚(約30cm)と体験キット一式を含みます。
※追加のピザ生地は1枚500円(税込)です。お好きな具材の持ち込みもOK!
ご予約・お問い合わせ:小石川観光りんご園(賀茂プロジェクト)
TEL:082-432-2325
5月になると園内では、リンゴの可憐な花が咲く様子も見られます。今年は早めに開花が始まっているのだとか。ご家族や友人連れで参加すれば、きっと新たな発見があるはずです。貴重な体験を求めて、豊栄を訪れてみてはいかがでしょうか。