【拡大中】広島県央サイクルツーリズム計画を進めています【自転車で県央】

広島県央商工会では現在、「広島県央サイクルツーリズム計画」を進めています。サイクリストが安心して楽しく走行できる環境を整える取り組みです。


「第6回セントルマルシェ会場にも多数のサイクリストが来場」

すでに管内では10の事業者が「ひろしまサイクルおもてなしスポット(広島県認定のサイクルオアシス)」の登録を申請しており、今後もたくさんのサイクリストで賑わう県央エリアを目指していきます。

広島県央サイクルツーリズム計画とは

広島県では世界7大サイクリングコースのひとつに数えられる「しまなみ海道」が人気です。これを読んでいる方の中にも、しまなみ海道を自転車で走ったことのある方がいらっしゃるかもしれませんね。

しかし県央エリアでは、残念ながらまだサイクリングに訪れる観光客の方があまり多くありません。安心して楽しく走れるコースの提案や環境の整備を通して、国内外から訪れる観光客に県央エリアの魅力を広くアピールすることがこの計画の狙いです。

現在商工会では一般社団法人RIDE(自転車活用推進法人)の協力を得て、福富、豊栄、河内の3つの町にそれぞれサイクリングコースを設置し、検証を進めています。さらに広島県の認定制度「ひろしまサイクルおもてなしスポット」への各事業者の登録も進めています。

ひろしまサイクルおもてなしスポットって?

「ひろしまサイクルおもてなしスポット」は、一般的に「サイクルオアシス」と呼ばれるサイクリスト向けの休憩スポットのうち、県内で一定の要件を満たすものを広島県が認定する制度です。

必須要件

駐輪スペースの無料提供、トイレの無料利用、飲料水の提供もしくは飲料の販売(自動販売機の設置を含む)、周辺情報の提供

その他任意サービス

  • サイクルスタンド(自立用のスタンドがついていないスポーツタイプの自転車が倒れないよう、サドルを引っかけておくための架台)の設置
  • スポーツタイプの自転車のバルブに対応する空気入れの貸し出し
  • パンク等の修理に使う工具の貸し出し
  • シャワー・お風呂の利用
  • 荷物の一時預かり(コインロッカーを含む)
  • 荷物の受取・運送業者への取次
  • レンタサイクル
  • Wi-Fiの利用
  • 食の提供
  • 自転車の持ち込み可能もしくは預かり可能な宿泊施設
  • その他サイクリストに資するサービス

サイクリング中にトイレに行きたくなったり、のどが渇いたりしたら一大事。その日回るコースの中にいくつかサイクルオアシスがあるとわかっていれば、安心してサイクリングを楽しむことができますよね。

現在広島県央商工会から登録を申請している10の事業者は、必須要件に加えてすべてサイクルスタンドを設置しており、スポーツタイプの自転車対応の空気入れや工具も用意しています。

試乗会によるコースの検証も

先日ご紹介したように11月15日には広島県商工労働局観光課と連動し、東広島市豊栄町に設置を進めているサイクリングコース(約25km)で「E-BIKE(スポーツ型電動アシスト付自転車)体験会」を実施しました。

「E-BIKE(イーバイク)」とは一般的に、スポーツ型電動アシスト付自転車を指す言葉。運動が得意な方でなくても、身体にあまり負担をかけず長距離の移動が可能です。商工会の職員や河内町の地域おこし協力隊員などが参加し、検証中のコースで景観やアップダウンを確認しました。

初心者から本格的なサイクリストまで

福富町に設定しているサイクリングコースは全長約9kmで、河内町のコースは全長約63km。県央はニーズに合わせてコースを選ぶことで、普段自転車に乗る機会のない全くの初心者から本格的なサイクリストまで多様な層が楽しめるエリアとなっています。

もちろんそれぞれのコースを短縮したり延長したりと、自分なりにアレンジして走行することも可能です。

認定が完了したサイクルスポットは、随時マップページに反映していきます。四季折々の景色や地域食材を生かしたグルメ、手仕事が光る雑貨など魅力満載の県央エリアで、ぜひサイクリングをお楽しみください!