●豊栄町の水
雨として山に降り注いだ水は地下へとしみ込み、やがて川となって海を目指して流れていきます。標高350mから500mほどの高地にあたる豊栄町には、山から流れ出た水が分かれていく源流地域の「分水嶺(ぶんすいれい)」があります。
瀬戸内海に流れ込む沼田川と、日本海に流れていく江の川。河川の上流にあたるこの町の水は、山の堆積物によってろ過された清らかでおいしい水です。そんな豊栄町の川の中には、清流でのみ育つとされるホタルや、国の特別天然記念物である「オオサンショウウオ」が今もひっそりと暮らしています。
世界最大の両生類であるオオサンショウウオ。河川の工事で住む場所を追われ、食糧難の時代に輸入されて日本で繁殖してしまった中国産との交配も進み、日本の固有種は現在「絶滅危惧2種」の指定を受けています。地元では古くから「ハンザキ」と呼ばれて親しまれてきました。
豊栄町を訪れたら、そっと川の水面をのぞき込んでみましょう。運がよければ、ひっそりと暮らす彼らの様子が見られるかもしれませんよ。
●豊栄町でアウトドア
豊栄町でおススメのアウトドアスポットは、動物たちとの温かな触れ合いが楽しめる牧場や乗馬クラブです。
「トムミルクファーム」は酪農を通して心や命、食について学べる「酪農教育ファーム」。作業時間(16時ごろ)に合わせて牧場を訪れると、子牛にミルクを飲ませる哺乳作業のお手伝いが無料で体験できますよ。17時以降は乳搾り体験も可能です(要予約、人数制限あり。1人830円)。
「乗馬クラブクレイン東広島」では、大人から子どもまで年齢を問わず乗馬が楽しめます。乗馬は「少し敷居が高い」と思っている人も多いかもしれませんが、体験コースなら手ごろなお値段で馬具などもレンタル(要予約、詳細は「クレイン」で検索)。個性豊かな馬たちの表情も乗馬の楽しみのひとつです。
身体を動かしたい方には、「天神嶽」や「板鍋山」への登山もおススメ。板鍋山は山頂近くまで車でのぼることができます。霊峰といわれる天神嶽は、車でのぼることはできません。道中にたくさん祀られているお地蔵様を探しながら、ゆっくりと歩いてのぼりましょう。2時間ほどで山頂に到着。汗を拭って見渡す景色は絶景です。
●豊栄町のグルメ
温暖化が進みつつある現在、冬場に水道管が凍り付いて水が出なくなる機会はずいぶんと減りました。しかし標高が高い豊栄町では、冬場になると氷点下5℃を下回る日も珍しくありません。厳しい寒さに水という水は凍てつき、人も動物もひっそりと息をひそめます。
冬場の厳しい寒さや夏場も冷涼な気候は、おいしい米や野菜、果物が育つ条件。豊栄はその条件を満たしており、清涼な水にも恵まれている場所です。豊栄に行くなら地元食材を使ったレストランや食堂、パン屋を訪れ、それらの恵みをしっかりといただきましょう。
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