けんおうロゴマーク
広島県東広島市の福富町、豊栄町、河内町。この3町はちょうど県の中央にあたりに位置することから、「県央エリア」と呼ばれます。

広島大学の移転を契機に学園都市として発展してきた市の南側に比べると、住む人は少なく、派手さはないかもしれません。でも、そこに住む人たちは温もりに満ちており、美味しい食べ物もものづくりの技もギュッと詰まっています。県央エリアのロゴは、そんな「ギュッ」をイメージして生まれました。

初めて訪れる人にも懐かしさを感じさせてくれる、みんなの心のふるさとのような場所。それが県央エリアです。


福富町(ふくとみちょう)

豊栄町(とよさかちょう)

河内町(こうちちょう)


●けんおうたんじょうのヒミツ

県央エリアの3町(福富町、豊栄町、河内町)は、2005年(平成17年)まで存在した賀茂郡の一部でした。「賀茂」という名前は、かつて京都にある賀茂神社(賀茂別雷神社、賀茂御祖神社の総称)の荘園だった歴史を物語っています。荘園が認められていたのは羽柴秀吉による太閤検地までだといいますから、そのような古い時代から、都であった京都など遠方との交流があったわけです。

3町が東広島市に編入されたのは、2005年2月7日のこと。この合併によって行政としての町は消えてしまいましたが、それぞれの町のアイデンティティは今も脈々と受け継がれています。

●けんおうがおいしい❤ヒミツ

王様3美味しい食べ物が多いという点も、県央エリアの特徴のひとつじゃ。食材を美味しく育てるには、清らかな水と恵まれた気候が欠かせぬ。

県央3町はいずれも内陸部で標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい。夜間の気温が高いと植物が夜でも活動を続け、せっかく昼間せっせと蓄えた糖分を自分で使ってしまうんじゃが、県央エリアのように夜間涼しいと、無駄遣いせず十分に甘みを蓄えたままで植物が成長できるんじゃ。

標高が高いと、山から流れてくる清らかな水の恩恵も受けられるしのう。つまり、県央エリアには美味しい食材が育つ条件がそろっとるというわけじゃ。

●けんおうがたのしい♪ヒミツ

王様2「中山間地域」という言葉を知っとるかの? 平地ではない山間の地域のことで、日本の国土の約73%が中山間地域といわれておる。もちろん、県央エリアもほとんど中山間地域じゃ。

中山間地域は大きな機械で農業もできんし、大きな建物を建てるにも、山や川が邪魔をする。そんな条件の中で民が力を合わせて工夫を重ねたことで、県央エリアには多様性が生まれたんじゃ。

牧場に食材工場、雑貨店、飲食店……それぞれに異なる特色を持つお店や業者ばかりじゃぞ。たくさんの選択肢から、自分の好みに合ったお店を選べるというわけじゃ。県央エリアの楽しさは、逆境をプラスに変えてきた民の強さから生まれたんじゃな。

お楽しみください!