躍動する命の煌めきを写しとる漆芸家
漆芸家・前坂成哲さんの営む「KOUGEI椿」は、築90年の文房具店を改装した漆芸工房。前坂さんは漆の専門家として岡山県で地域おこし協力隊の任期を終えた後、東広島市福富町に移り住みました。
学生時代に交換留学先で日本の文化の魅力に改めて気付き、伝統工芸の道に入ることを決意。漆を中心とした伝統工芸の魅力を多くの人に伝えるため、金継ぎやマイ箸作り、ガリ版印刷、篆刻(てんこく)などのワークショップを提供しています(要予約)。また、継続して漆芸や木彫を学べる教室も開いています。
作品の主なモチーフは自然の中で息づく動植物。多様な技法を駆使して生物の躍動感を表現します。それらは日本伝統工芸展や日本伝統工芸中国支部展などで高い評価を受け、数々の賞を受賞してきました。ハレの日(記念日などの特別な日)の贈り物としての販売や、匠の技を生かした漆器の修理、リメイクなどの要望にも対応しています。
所在地 | 〒739-2302 広島県東広島市福富町下竹仁510-3 |
TEL | 090-9414-8165 |
定休日 | 不定休 |
営業時間 | 10時から17時 |
駐車場 | あり |
トイレ | あり |
URL | https://www.kougei-tsubaki.com/ |
SNS |
建物ができた時代に合わせ、大正時代が舞台の人気漫画に登場する模様をあしらった入口
命の持つエネルギーを、躍動する牡丹の花びらで表現した蒟醤盆(きんまぼん)「五月(さつき)の焔(ほむら)」(非売品)
ハレの日(特別な日)の贈り物に。片口100,000円、梅のぐい呑み各12,000円。
木材を割り、適した形の部分を削り出す割香合。モチーフはエジプトで神聖視されたスカラベ(フンコロガシ)